当院の内科について
発熱や咳、鼻水、鼻づまりなどの風邪症状、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、扁桃炎（溶連菌感染症）、膀胱炎などの急性疾患や、立ちくらみ、蕁麻疹、花粉症、帯状疱疹、立ちくらみ、胃痛や下痢などの胃腸障害など幅広く診察します。なんとなく体調がすぐれないと感じられている症状の原因として、鉄欠乏性貧血、甲状腺機能低下症、男性更年期障害などが隠れている可能性もあります。
高血圧、脂質異常症（高コレステロール血症、高脂血症）、糖尿病などの生活習慣病は動脈硬化の原因となり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。当院では生活習慣病を適切に管理し、皆様の健康寿命を延ばすことに貢献します。
高血圧の原因となる睡眠時無呼吸症候群の診断、治療や禁煙外来も行っておりますので、お気軽にご相談ください。
このような症状で
お悩みの方はご相談ください
- 発熱・咳・鼻水・喉の痛み
- 腹痛
- 胃の痛み・胃もたれ
- 腹部が張っている
- 胸焼け
- 吐き気・嘔吐・下痢
- 便秘・下痢・血便
- 立ちくらみ
- 体がだるい
- 食欲がなくなった
- 体重減少
- 湿疹・蕁麻疹
- 禁煙したい
対応する疾患
発熱外来
かぜ、上気道炎、気管支炎、肺炎、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、咽頭炎、溶連菌感染症、胃腸炎などの感染症の診断・治療を行います。
当院では2020年の新型コロナウイルス感染症の蔓延以来、多くの発熱患者さんの診断・治療を行ってきました。発熱患者さんは感染症専用の診察室で診察します。患者さんの症状に合わせて新型コロナウイルス、インフルエンザウイルス、溶連菌の抗原検査や採血検査、レントゲン検査を用いて診断し、治療を行います。
発熱のある患者さんは、お電話で受診の予約をしてください。感染症専用診察室にご案内します。
高血圧
診察室での収縮期血圧（最大血圧）が140mmHg以上、または拡張期血圧（最小血圧）が90mmHg以上の場合を高血圧と診断します。血圧が高い状態が続くと、血管の壁に圧力がかかり、血管を傷つけて硬くなることで動脈硬化を引き起こします。動脈硬化が進行すると、脳卒中や心臓病、腎臓病などの重大な病気になる危険性が高くなります。高血圧はわが国で最も患者数が多い病気で、現在約4300万人の患者さんがいると推計されていますが、適切に血圧がコントロールされているのはわずか1200万人程度と推測されています。
糖尿病
糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中のブドウ糖の濃度（血糖値）が慢性的に上昇する病気です。インスリンは膵臓から分泌されるホルモンで、血糖値を一定の範囲に保つ働きをしています。初期にはほとんど症状はありませんが、高血糖状態が続くと喉の渇き、頻尿、体重減少、疲労感などの症状が出現します。糖尿病を放置すると全身の血管が傷つき、三大合併症と言われる「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」や大血管障害（心筋梗塞や脳梗塞）のリスクが高まります。
脂質異常症
脂質異常症とは、血液中のLDLコレステロール（いわゆる悪玉コレステロール）や中性脂肪（トリグリセライド）が必要以上に増加するか、HDLコレステロール（いわゆる善玉コレステロール）が低下した状態です。脂質異常症の原因は、食事や運動などの生活習慣、過剰なアルコール摂取、肥満などが多いですが、遺伝的要因や甲状腺疾患などが関係していることもあります。自覚症状に乏しいため、放置すると動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳卒中などの重篤な合併症を引き起こすリスクが高まります。そのため、脂質異常症は決して軽視できない病気であり「サイレントキラー」とも呼ばれています。
高尿酸血症（痛風）
高尿酸血症は血液中の尿酸値が正常範囲を超えて高くなる状態です。尿酸は、細胞の代謝産物であるプリン体が肝臓で分解されて生成され、通常は尿として体外へ排出されます。プリン体の多い食事（ビール、レバー、魚卵など）を過剰に摂取したり、腎臓の尿酸排泄能が低下したりすると尿酸値の上昇の原因となります。尿酸値が高いだけでは症状はありませんが、尿酸値が高い状態が続くと血中の尿酸が結晶化して足の指などの関節に蓄積し「痛風発作」を引き起こし、激しい関節痛や腫れが生じます。また、腎臓に尿酸が蓄積し腎臓結石や尿管結石の原因となることもあります。
睡眠時無呼吸症候群（SAS）
睡眠時無呼吸症候群（SAS）とは、夜間の睡眠中に10秒以上の無呼吸を繰り返す病気です。いびきを伴うことが多く、ご家族から指摘されて受診されるケースも少なくありません。ご自身では睡眠中の無呼吸になかなか気づくことができないため、診断・治療を受けていない日本の潜在患者数は940万人にのぼると推定されています。夜間に熟睡できないため日中の異常な眠気や倦怠感、集中力低下を招き仕事に支障をきたすこともあります。睡眠中に無呼吸が繰り返されると心臓や脳への酸素供給が低下し、高血圧、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの心血管疾患のリスクが高くなります。
禁煙外来
たばこの煙には約4,000種類の化学物質が含まれており、約200種類が有害物質、約50種類が発がん性物質であることが分かっています。
喫煙は、高血圧、心筋梗塞、脳卒中、喘息、慢性閉塞性肺疾患（COPD）や各種がん（肺癌、喉頭癌、咽頭癌、食道癌、膵臓癌、膀胱癌など）が発症する大きな要因の一つです。
また受動喫煙によりご家族に健康被害をもたらすことも重要な問題です。
当院では、禁煙補助薬のニコチンパッチ（ニコチネルTTS）を用いた禁煙外来を行っています。
ニコチネルTTSを用いたニコチン置換療法は、喫煙以外の方法でニコチンを体内に補給することによって禁煙時の離脱症状を軽減し禁煙を成功に導く方法です。
初診後は禁煙開始2週間後、4週間後、8週間後、12週間後の計5回通院していただきます。その間にニコチネルTTSを徐々に減らしていき最終的にニコチネルTTSを中止します。
費用は5回の診察料、検査費用、薬代を含めて、3割負担の方で約13,000円です。（1箱550円のタバコを毎日1箱吸った場合の費用が約50,000円です）
ご自身と大切なご家族の健康を守るために、禁煙治療をおすすめします。
花粉症（アレルギー性鼻炎）
アレルギー性鼻炎は、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因で、花粉の飛散時期に鼻炎症状を認める「季節性アレルギー性鼻炎（花粉症）」と、ダニやハウスダストなどが原因で1年を通じて鼻炎症状を認める「通年性アレルギー性鼻炎」の2つに分類されます。
くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が特徴で、重症の場合には日常生活に支障をきたすこともあります。
当院では「薬物治療」と「舌下免疫療法」を行っています。
「薬物療法」は症状に合わせて、抗アレルギー薬（内服薬、点眼薬、点鼻薬）を処方します。
「舌下免疫療法」はアレルギーの原因となるアレルゲンを毎日少量投与することで、体をアレルゲンに慣らしアレルギー症状を和らげていく治療法です。当院ではスギ花粉とダニに対する「舌下免疫療法」を行っています。アレルギー性鼻炎でお困りの方はお気軽にご相談ください。