- 高濃度ビタミンC点滴
(がん治療) - 高濃度ビタミンC点滴
(アンチエイジング) - マイヤーズカクテル療法
- グルタチオン療法
- 美白点滴
- プラセンタ療法
- にんにく注射
- スーパーにんにく注射
- アンチエイジング検査
- 尿がん検査「マイシグナル®」
- 薄毛治療(AGA、FAGA)
- GLP-1メディカルダイエット
高濃度ビタミンC点滴
(がん治療)
2005年に米国の国立健康研究所、国立がん研究所、国立食品医薬品局の研究者たちが「高濃度のビタミンCはがん細胞を殺す」という衝撃的な論文を発表しました。
これを機に、米国の大学病院を中心に高濃度ビタミンC点滴療法ががんの補助療法として研究と普及が始まり、日本でも2007年から徐々にがん治療の選択肢として導入されるようになりました。
現在では米国、カナダ、日本などの大学病院で、がん患者を対象とした高濃度ビタミンC点滴療法の臨床試験が進められており、論文も数多く発表されています。
適応するがんの種類
- 胃がん
- 乳がん
- 前立腺がん
- 大腸がん
- 直腸がん
- 肝臓がん
- 膵臓がん
- 腎臓がん
- 肺がん
- 脳腫瘍
- 卵巣がん
- 膀胱がん
- 白血病
- 悪性リンパ腫
- 多発性骨髄腫
高濃度ビタミンCが
がん治療に効く仕組み
血液中でビタミンCが高濃度になると、がん細胞の周囲でビタミンCが酸化されて活性酸素の一種である過酸化水素を大量に発生します。正常細胞ではカタラーゼという酵素により過酸化水素は分解され全く影響は受けません。がん細胞にはこのカタラーゼが欠乏しているため過酸化水素によって障害され破壊されてしまうのです。 また、高濃度ビタミンC療法によるがん細胞の新生血管の増殖抑制、がん幹細胞の分化抑制、化学療法の効果増強作用、化学療法の副作用軽減作用なども報告されています。
副作用
高濃度ビタミンC療法を確立したことで有名なアメリカのリオルダンクリニックでは、これまで数万件以上の高濃度ビタミンC療法を行ってきましたが、副作用は軽微で副作用による死亡例はありません。実際にはほとんど副作用のない安全性の高い治療だと言えます。
※使用する輸入ビタミンC点滴製剤について
高濃度ビタミンC点滴では外国製の防腐剤の入っていない安全なビタミンC注射薬を使用します。
治療の流れ
- 十分にお話を聞くために完全予約制です。お電話でお問い合わせ下さい。
- これまでの治療歴、検査結果、内服歴などが分かる資料があればお持ちください。
- 副作用チェックのためのG6PDの採血検査(注)を行います(有料)。
- 初回は12.5gから開始し、徐々に増量します。点滴は週に1~2回行います。
- 投与量が50~62.5gになった時点で血中ビタミンC濃度を測定し投与量を決定します。
(注)G6PD欠損症という赤血球膜の遺伝性酵素異常がある方は高濃度ビタミンC点滴によって血管内で赤血球が壊れる溶血発作を生ずることがあります。頻度は日本人で0.1%~0.5%と報告されています。高濃度ビタミンC点滴を安全に受けて頂くために25g以上投与する場合にはG6PDの採血検査が必要です。
費用
| 初診料 | 5,500円 |
|---|---|
| G6PD検査 | 10,000円 |
| 血中ビタミンC濃度測定 | 5,500円 |
| 高濃度ビタミンC点滴12.5g(30分) | 9,000円 |
| 高濃度ビタミンC点滴25g(50分) | 12,000円 |
| 高濃度ビタミンC点滴50g(75分) | 19,000円 |
| 高濃度ビタミンC点滴62.5g(90分) | 24,000円 |
| 高濃度ビタミンC点滴75g(90分) | 26,000円 |
※費用は全て税込み表記です。
高濃度ビタミンC点滴
(アンチエイジング)
高濃度ビタミンC点滴は、副作用のない体に優しいがん治療法ですが、この点滴治療に美容・美肌効果もあることから、最先端のアンチエイジング治療として使用されています。
ビタミンCは大量に経口摂取しても余剰分は尿にすぐに排泄されてしまいます。
点滴では、経口摂取に比べてビタミンCの血中濃度を20~40倍以上に増やします。高濃度のビタミンCにより全身の細胞が活性化し、強力な美容・アンチエイジング効果を発揮します。
このような方におすすめ
- シミ、ニキビ、肌荒れに悩んでいる
- お肌の弾力がなくなってきた
- アトピー性皮膚炎を改善したい
- 髪のコシ・ツヤがなくなってきた
- タバコやアルコールが多い方
- 風邪をひきやすい
- ストレスを溜めやすい
- 老化を遅らせたい
- がんを予防したい
- 歯周病が心配
高濃度ビタミンC点滴の効果
①美肌効果
- シミの大敵であるメラニン色素産生を抑制し、美白効果を発揮します。
- コラーゲンやエラスチンなどを増やし、肌にハリと弾力を与えます。
- 水分を強力に挟み込むセラミドの生成を促し、みずみずしいお肌にします。
- 余分な皮脂を抑え、抗炎症作用によりニキビなどのトラブルを改善します。
②抗酸化作用
- 若々しく健康でいるためには、体のサビ=「酸化」を防ぐことが重要です。細胞を攻撃する活性酸素から細胞を守り、体の酸化を防ぎます。
③疲労回復効果
- 経口摂取より効率よく血中濃度を高めるため、疲労回復に効果と即効性があります。日々のストレスの積み重ねで発生する活性酸素を抑制し、ストレスに対応できる体を作ります。
④免疫力向上
- ウイルスや病原菌を排除する「白血球の機能」を強化して免疫力をアップします。
⑤歯周病治療・対策
- 歯周病など歯科治療領域でも効果が期待できます。
費用
| 初診料 | 3,000円 |
|---|---|
| G6PD検査 | 10,000円 |
| 高濃度ビタミンC点滴12.5g(30分) | 9,000円 |
| 高濃度ビタミンC点滴25g(50分) | 12,000円 |
| 高濃度ビタミンC点滴25g(5回コース) | 50,000円 |
※費用は全て税込み表記です。
※点滴頻度は月に1~4回、1回あたり12.5~25gです。
マイヤーズカクテル療法
人間の体に必要な栄養素であるビタミンB1、B2、B3、B5、B6、B12、ビタミンC、マグネシウム、カルシウムを含んだ点滴を30分かけて行います。直接血管内に投与し、血中濃度を急速に上昇させることで栄養学的効果だけではなく、薬理学効果も期待できます。もともと人間の体の中に存在する栄養素であるビタミンとミネラルの点滴療法ですので、副作用はほとんどないと言われています。
このような症状におすすめ
- 気管支喘息
- 片頭痛発作
- 全身倦怠・疲労
- 慢性疲労症候群
- 線維筋痛症
- こむら返り
- 急性上気道炎
- 慢性副鼻腔炎
- アレルギー性鼻炎
- 慢性蕁麻疹
- 甲状腺機能亢進症
- 心不全
- 狭心症
- 生理不順
- 耳鳴り
- 不眠・うつ症状 など
マイヤーズカクテル療法の
歴史
メリーランド州の開業医マイヤーズ医師は30年以上に渡り喘息、慢性疲労、うつ病などをビタミンやミネラルの点滴で治療することで有名でした。1984年にマイヤーズ先生が亡くなりクリニックが閉院したため多くの患者さんが行き場を失ってしまいました。
その後、ペンシルバニア州のアラン・ゲイビー医師がマイヤーズ先生の点滴を現代医学のエビデンスに合わせて処方を再現、クリニックで診療に取り入れて成果をあげ、2002年にAlternative Medical Review誌にマイヤーズカクテルとして紹介しました。現在では、マイヤーズカクテル療法は統合医療や自然療法の標準的な治療法のひとつとなっています。
費用
| マイヤーズカクテル点滴(1回) | 7,000円 |
|---|
※費用は全て税込み表記です。
グルタチオン療法
グルタチオンは3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)が結合したもので、強力な解毒作用、抗酸化作用があります。日本では既に40年以上も前から、自家中毒、つわり、妊娠中毒、薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用されてきた安全性の高い医薬品です。
グルタチオンは、健康を維持していく上での必須栄養素で、細胞内の毒物排泄、活性酸素の消去により、細胞を活性化させデトックス、疲労回復、美白効果などが期待できます。
パーキンソン病への
治療としても有効
グルタチオンは脳内においても重要な抗酸化物質で、脳をさまざまな有害物質から守る働きをしています。パーキンソン病患者の脳内では、このグルタチオンの濃度が減少しているため活性酸素を除去できず脳に障害をきたしドーパミンの産生が減少することが分かっています。
この事実をもとにイタリアのSassaei大学のチームがパーキンソン病患者にグルタチオンを点滴投与したところ、症状の顕著な改善が認められました。
米国においてはDr. Perlmutterがこの治療法を積極的に行い、非常に有効な治療であると報告しています。現在では南フロリダ大学において臨床試験が進行中です。
治療方法
パーキンソン病の場合、グルタチオン1回800mgから始めて徐々に増量し、通常は1400mgから1600mgを点滴します。
1回の点滴時間は15~30分です。頻度は週2~3回、約3ヶ月間行います。
病状の改善が認められれば、その後は維持プログラムとして週に1~2回のペースで治療します。有効率は40~60%で、劇的に効果があるケースから全く無効である場合もあります。
費用
| 初診料 | 3,000円 |
|---|---|
| グルタチオン4A・800mg | 3,500円 |
| グルタチオン6A・1200mg | 5,000円 |
| グルタチオン8A・1600mg | 6,000円 |
※費用は全て税込み表記です。
美白点滴
美白点滴では高配合したグルタチオンとビタミンCを点滴注射することで、より美肌効果が期待できます。
効果
- デトックス効果
- 美肌・美白(シミ・そばかす予防)
- アンチエイジング
- 慢性疲労
- 肝臓の機能改善 など
グルタチオンは3つのアミノ酸(グルタミン酸、システイン、グリシン)が結合したもので、強力な解毒作用、抗酸化作用、メラニン生成抑制作用により細胞を活性化させ、デトックス、疲労回復、美白効果(シミやそばかす予防)などが期待できます。
期間・頻度
効果を実感していただくには、最初の5週間は週に2回の計10回行い、それ以降は効果を持続させるために1ヶ月に1~2回のペースで点滴を行うことをご提案しています。
個人差はありますが、10回くらい継続することにより効果を実感される方が多いです。
費用
| 美白点滴 (グルタチオン800mg+ビタミンC 4g:1回 ) |
4,000円 |
|---|
※費用は全て税込み表記です。
プラセンタ療法
プラセンタとは、母親と赤ちゃんを結ぶ胎盤からのエキスで、赤ちゃんの成長に必要な栄養素(アミノ酸、ビタミン、ミネラル、コラーゲン、ヒアルロン酸、細胞成長因子)などが豊富に含まれています。
プラセンタはもともと、更年期障害や肝機能障害の治療に使用されていましたが、その新陳代謝促進、活性酸素除去、細胞分裂活性化などの作用による美肌効果、健康増進効果などに注目されるようになりました。
効果・適応疾患
- 美白
- 美肌
- 冷え症
- 疲労
- 不眠
- 更年期障害
- 生理痛
- 肝臓の機能増強
- アトピーなどのアレルギー疾患 など
期間・頻度
最初の1ヶ月は1週間に2回程度、2ヶ月目からは1週間に1回程度筋肉に注射を行います。個人差はありますが、1~3ヶ月程で効果を実感される方が多いです。
費用
| プラセンタ注射 (2アンプル) |
2,200円 |
|---|
※費用は全て税込み表記です。
にんにく注射
「疲れ」の原因のひとつがビタミンB1不足です。運動、過労、ストレス、アルコール、糖質過剰摂取などよりビタミンB1が消耗し疲労物質である「乳酸」が蓄積します。ビタミンB1は糖質の代謝を促進しエネルギーを生み出す源になるとともに、乳酸の分解を促し疲労を軽減します。
効果的にビタミンB1を摂るのに適しているのが、にんにくに多く含まれているビタミンB1誘導体です。
ビタミンB1誘導体であるフルスルチアミン(アリナミン)は、体の中でビタミンB1になって効果を発揮します。静脈注射することで速やかに吸収され、高い血中濃度を維持するため疲労回復や倦怠感改善に効果があります。
注射をしている最中に鼻や喉の奥ににんにく臭を感じるため「にんにく注射」と呼ばれていますが、注射後に息や体がにんにく臭くなることはありません。
効果・適応疾患
- 慢性疲労
- 食欲不振の改善
- 感冒などによる体力消耗
- 倦怠感の改善 など
費用
| にんにく注射 (アリナミンF・50mg: 1回) |
1,500円 |
|---|
※費用は全て税込み表記です。
スーパーにんにく注射
にんにく注射(アリナミンF)に新陳代謝改善作用、解毒作用、抗酸化作用のあるαリポ酸とグルタチオンを加えた静脈注射です。疲労が取れにくい方や、日常的なアルコール摂取により肝臓に負担がかかっている方にお勧めです。
効果・適応疾患
- 肝臓機能アップ
- 二日酔いの予防・解消
- 疲労回復 など
費用
| スーパーにんにく注射 (アリナミンF50mg+αリポ酸25mg +グルタチオン200mg:1回) |
2,500円 |
|---|
※費用は全て税込み表記です。
アンチエイジング検査
【LOX-index検査】
脳梗塞・心筋梗塞の
発症リスク検査
LOX-index検査は動脈硬化の進行から将来の脳梗塞、心筋梗塞の発症までを予測できる新しい検査です。早めにリスクを評価することで、生活習慣の改善を改善し動脈硬化性疾患の発症を「予防する」ための検査です。
LOX-indexはLDLコレステロールが酸化し、超悪玉化した「酸化変性LDL(LAB)」とその担い手である「LOX-1」というタンパク質を測定します。約2500人を追跡した疫学研究から、LOX-indexが高い人は低い人よりも脳梗塞の発症率が3倍、心筋梗塞の発症率が2倍になることが分かっており、2010年に論文発表されました。
【MCIスクリーニングプラス検査】
軽度認知障害(MCI)の
リスク検査
TBSのドラマ「大恋愛」で取り上げられたこともあり、「軽度認知障害(MCI)」という言葉をご存じの方も多いのではないでしょうか。MCIは健常者と認知症の間の段階で、5年で約40%の人が認知症を発症すると言われています。
しかし、MCIと診断されてもMCIの段階で適切な予防を行うことで、認知症への移行を食い止め健常な状態に回復することが可能なのです。
MCIスクリーニング検査は、アルツハイマー型認知症の原因となる「アミロイドβペプチド」を排除・毒性を弱める働きのある3つのタンパク質を測定し、MCIのリスクを測定できる唯一の検査です。
対象
50歳以上の方
【ApoE遺伝子検査】
アルツハイマー型認知症の
リスク検査
認知症は「アルツハイマー型認知症」「脳血管性認知症」「レビー小体型認知症」などに分類されますが、「アルツハイマー型認知症」が半数以上を占めています。
アルツハイマー型認知症は脳内の特殊なタンパク質であるアミロイドβペプチドが脳内に蓄積し神経細胞を障害することで起こると言われています。
ApoE遺伝子検査はアミロイドβペプチドの蓄積や排泄に関わると言われるアポリポ蛋白E(ApoE)の遺伝子タイプを解析することで、認知症のリスクを判定する検査です。
遺伝的要因があるからと言って必ずアルツハイマー型認知症を発症するわけではありませんが、遺伝的なリスクを知り生活習慣の改善など適切な予防を行うことで発症を防ぐことも可能です。
対象
20歳以上の方
尿がん検査「マイシグナル®」
尿で調べるがんリスク検査
マイシグナル®とは
マイシグナル®はがんリスクを調べられる尿検査です。
尿中マイクロRNAをAI解析することによって、現在がんに罹患している可能性「マイクロRNAがんリスク」と、将来がんを発症する可能性を判定する「パーソナルがんリスク」の2軸を基に、がんリスクを判定します。
マイシグナル®は初期のがん患者からも検出できるシグナルを用いて検査をしているため、従来の検査方法では見つかりにくかった早期がんでも検出可能なことが大きな特徴です。
マイクロRNAとは
細胞間のコミュニケーション担う伝達物質の1つです。
がん細胞などでは、特定の マイクロRNA の増減が見られることがわかっています。
マイシグナル®とマイクロRNA
マイシグナル®では、独自技術を用いて様々なマイクロRNA の発現パターンの情報を収集し、 AI (人工知能)解析を行うことで、がんリスクを判定しています。
マイシグナル®で
調べられるがんの種類
男性
8種類(食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、肺がん、前立腺がん、腎臓がん、膀胱がん)
女性
9種類(食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、肺がん、乳がん、卵巣がん、腎臓がん、膀胱がん)

こんな方におすすめします
がんの発症のリスクが高い方に対して積極的におすすめしたい検査です。
検査の流れについて
1受診の予約をお取りください
・電話予約または web 予約で「マイシグナル希望」とお伝えください。
・直接来院いただいても検査可能です。
・事前の食事や服薬の制限はありません。採尿前日の過度な飲酒はお控えください。
2予約日に受診をしてください
・来院後、お手持ちのスマートフォンで問診表に入力していただきます。
・スマートフォンをお持ちでない方は紙の問診表にご記入いただきます。
3医師からの説明後に採尿します
・中間尿(初めと終わりの尿は避ける)を採尿していただきます。
41ヶ月後の診察予約をとり、会計後に帰宅となります
・検査結果を1ヶ月後の再診時に説明します。
・検査結果でがんのリスクが認められた方は、適切な精密検査をご紹介させていただきます。
検査の注意点
以下の方は、マイシグナル®検査を受けられませんのでご注意ください。
- 20歳未満の方
- 妊娠中の方
- 生理中の方
- 現在がんの治療中の方
- 明らかな血尿が出ている方
費用
| マイシグナル® | 69,300円 |
|---|
※費用は全て税込み表記です。
薄毛治療(AGA、FAGA)
当院では男性型脱毛症( AGA )および女性型脱毛症(FAGA)に対する治療を行っております。お気軽にご相談ください。
費用
| 【内服薬】 タブレット(男性用) |
13,200円/1ヶ月分 |
|---|---|
| 【外用薬】 リキッド(男性用) |
13,200円/1ヶ月分 |
※費用は全て税込み表記です。

費用
| 【内服薬】 タブレット(女性用) |
13,200円/1ヶ月分 |
|---|---|
| 【外用薬】 リキッド(女性用) |
13,200円/1ヶ月分 |
※費用は全て税込み表記です。
ミノキシジルを含まない男性型脱毛症治療薬(デュタステリド錠剤0.5㎎ZA「明治」)も取り扱っています。

費用
| デュタステリド錠0.5㎎ | 6,000円/1ヶ月分 |
|---|
※費用は全て税込み表記です。
GLP-1メディカルダイエット
当院で使用する肥満症治療薬について
当院では、GLP-1受容体作動薬のセマグルチド製剤「ウゴービ」と、GIP/GLP-1受容体作動薬のチルゼパチド製剤「ゼップバウンド」を用いた肥満症治療を行っています。
肥満症について
「肥満」とは、脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態を指し、日本肥満学会の基準では BMI(体格指数)が25以上である場合を「肥満」と定義します。
一方「肥満症」とは、肥満によりすでに健康障害が起きている、あるいは将来的に健康被害が強く懸念され、医学的に治療を必要とする状態を指します。単なる体重増加ではなく、医療介入が求められる病態です。
BMIの算出方法
BMIは以下の式で求められます:
BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m)²
例:身長160cm、体重70kgの場合
70 ÷ (1.6 × 1.6) = 27.3 → BMI 27.3Kg/m²
肥満症による健康被害
肥満症は、多くの生活習慣病や健康障害のリスクを高めます。代表的なものとして
- 2型糖尿病
- 高血圧
- 脂質異常症
- 心筋梗塞・脳梗塞などの動脈硬化性疾患
- 睡眠時無呼吸症候群
- 脂肪肝(非アルコール性脂肪性肝疾患:NAFLD/NASH)
- 整形外科的疾患(変形性関節症など)
このように「肥満症」は、将来的な健康被害を引き起こす可能性が高く、生活習慣の改善や医学的治療による対応が重要となります。
GLP-1受容体作動薬
「ウゴービ」とは
ウゴービは、2023年に肥満症治療薬として承認された日本初のGLP-1受容体作動薬です。
ウゴービは糖尿病治療薬の「オゼンピック」「リベルサス」と同じ成分のセマグルチドを主成分とした注射薬です。0.25㎎から2.4㎎まで5段階あり、週1回皮下注射します。
GLP-1は、食事後に小腸から分泌されるホルモンの一種で、インスリンの分泌を促進し食後の血糖値の急上昇を防ぐ働きをします。また、中枢神経系に作用して食欲を抑制するほか、食べたものの胃からの排出を遅らせ、空腹感や食べ過ぎを抑制し、結果的に体重増加を防ぐ働きをします。食欲を抑え、少量でも満腹感を得やすくすることで、無理なく体重減少をサポートします。
臨床試験(STEP1)では、ウゴービ 2.4mgを週1回投与した群では、68週間の投与で約15%の体重減少を認めました。
GIP/GLP-1受容体作動薬
「ゼップバウンド」とは
ゼップバウンドは2025年に肥満症治療薬として承認された新しい注射薬で、糖尿病治療薬「マンジャロ」と同成分(チルゼパチド)ですが、肥満症に適応があります。GLP-1に加えてGIPというホルモンにも作用することで、食欲抑制・血糖改善・体重減少効果をより強力に発揮するとされています。2.5㎎から15㎎まで6段階あり、週1回皮下注射します。
日本で行われた臨床試験(SURMOUNT-J)では、72週間の投与により
• 10mg投与群で 平均17.8% の体重減少
• 15mg投与群で 平均22.7% の体重減少
が確認されました。
こんな方におすすめします

- ついつい食べ過ぎて痩せられない
- 間食が多く、夜食がやめられない
- いろんなダイエットに挑戦したが、痩せられない
- ダイエットにトライするたびに、いつもリバウンドする
- 運動が苦手で長続きしない
- 膝や腰が痛くて運動ができない
- 高血圧などの生活習慣病を改善したい
- 将来の病気のリスクを減らしたい
- 忙しすぎてダイエットに取り組む時間がない
- 医師のサポートももとで減量に取り組みたい
保険診療と当院での位置づけ
ウゴービおよびゼップバウンドは肥満症に対して保険適応がありますが、
・保険診療を行える医療機関が限られている
・ 6か月以上管理栄養士による栄養指導を受けて食事・運動療法を実施しても、効果不十分な場合にのみウゴービ導入を検討可能
といった制約があり、これからダイエットを本気で頑張ろうという方にとって、保険診療による治療は現実的に難しいのが現状です。
そのため当院では、自費診療(自由診療)にてウゴービおよびゼップバウンドによる肥満症治療を行います。
肥満症治療の適応
ウゴービおよびゼップバウンドによる治療は、以下の条件を満たす方に限ります。
・20~75歳までの方
・高血圧、脂質異常症または2型糖尿病のいずれかを有し、
o BMI 35 Kg/m²以上の方
o BMI 27 Kg/m²以上、かつ2つ以上の肥満に関連する健康障害*がある方
健康障害*
耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患、脳梗塞・一過性脳虚血発作、非アルコール性脂肪性肝疾患、月経異常・女性不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群、運動器疾患(変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節、変形性脊椎症)、肥満関連腎臓病
BMIが 25~27 Kg/m²の方でも、肥満が原因で健康障害を有する場合には医師の判断でウゴービまたはゼップバウンドによる治療を行うこともあります。
治療の流れ
1初診(診察・血液検査)
初診料:2,200円(税込)
血液検査料:3,300円(税込)
安全に治療を進めるために、採血で肝機能・腎機能・血糖値などを確認します。
3か月以内の血液検査の結果がある場合は、採血検査を省略することも可能です。
お薬を飲んでいる方は必ずお薬手帳か、内容の分かる物をご持参ください。
2ウゴービもしくはゼップバウンド皮下注射の処方(院内処方)
週1回、ご自身で行うペン型注射です。
ウゴービは0.25mg、ゼップバウンドは2.5㎎から開始し、効果や副作用の程度を確認し段階的に増量していきます。
3通院
原則1か月ごとに受診していただき、治療の効果や副作用の出現の有無を確認しお薬を処方します。状態が安定したらご希望に応じて2か月、3か月ごとの受診も可能です。
ウゴービの費用
ペン1本に4回分(4週分)の薬剤が充填されている複数回使用製剤です。
4週分(1本)あたりの費用は以下の通りです。
| ウゴービ0.25mg | 17,000円 |
|---|---|
| ウゴービ0.50mg | 23,000円 |
| ウゴービ1.00mg | 34,000円 |
| ウゴービ1.70mg | 45,000円 |
| ウゴービ2.40mg | 56,000円 |
ゼップバウンドの費用
ペン1本に1回分(1週分)の薬剤が充填されている単回使用製剤です。
4週分(4本)あたりの費用は以下の通りです。
| ゼップバウンド2.5mg | 24,000円 |
|---|---|
| ゼップバウンド5.0mg | 38,000円 |
| ゼップバウンド7.5mg | 50,000円 |
| ゼップバウンド10mg | 56,000円 |
| ゼップバウンド12.5mg | 60,000円 |
| ゼップバウンド15㎎ | 66,000円 |
※初診料・採血料は別途必要です。
※費用は全て税込み表記です。

よくある質問
副作用はありますか?
吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸症状が起こることがあります。これらの症状は、治療開始当初や投与量を増やしたときに起こりやすいですが、慣れてくると軽快してくることが多いです。糖尿病のお薬を併用している場合には、低血糖が起こることがあるため注意が必要です。その他、まれな副作用として、急性膵炎、胆のう炎、胆管炎、胆汁うっ滞性黄疸などの可能性が指摘されています。
治療はだれでも受けられますか?
20歳未満の方、膵臓に異常のある方、癌の既住歴がある方又は治療中の方、妊娠中の方、産後3ヶ月以内の方(中絶・流産含む)、BMIが25未満の方は治療をお受けいただけません。
リバウンドはしますか?
急に投与を中止すると食欲減退効果が低下しリバウンドしやすくなります。
リバウンドを防ぐためには、徐々に薬を減量したり適切な食事・運動習慣を身につけることが必要です。
院長よりメッセージ
肥満症は高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病の大きなリスク要因です。
それ以外にも心房細動、心不全、心臓突然死などの心疾患や、大腸がんや膵臓がんなどの悪性腫瘍のリスクが上昇することが知られています。
当院では、医学的根拠に基づいた安全な方法で肥満症治療を提供いたします。 肥満症でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。
